『…… 消えてるよ』
「――――あ…
Asuraから、大丈夫だったって
電話来たぞ?!』
『…一回目に話した以外は多分、
Asuraさんじゃない
―― 俺はアズに、
サイトの事があった直後に、電話して
アズの声によく似た、違う奴が出た
…気付かない振りして切ったけど 』
「――― は…?!
でも、だとしても、
Asuraあいつ、
何か判ったら連絡するって…!
あれ以降電話は一回も!」
『…とても単純で確実な方法かもしれない
―― あなたの携帯、Asuraさんからの着信
拒否設定にされてない? 』
――― 馬鹿なと思いつつも
携帯を確かめて、愕然とする
――…アズからのも
Akariさんや…Sero
……田舎や仕事関係の番号以外は全部
正確にいうなら、ネット関連全てに
「――どこでだ?!…会社か?!」
『 … 携帯なんて、
結構目を離して置くし、
何処か考えてもあまり意味ないよ
―― もっとダイレクトに
連絡取りたかったけど
あなたが監視されてる様に
こっちも監視されてて、
身動きが取れなかった 』
「…だからってこんな方法で!! 」
『…―別に、貴方の為だけじゃ無い
――― あのJFK空港での" すり替え "
… 青山さんが一番最初に気が付いた
だけど今現在も、アズとも真木さんとも
一切連絡がつかない
Global本社は
"折り返し連絡させます"の一点張りだった
すぐにでも向こうに行きたかったけど…
俺達"CheaーRuu"は、Globalの商品だ
契約があって、好きには動けない
"いきなり辞めます"したら、
莫大な違約金が生じる
―― 不可抗力
怪我が時期的にも
一番リスクが少なかったし
青山さんを自由に動かす為に
…それには俺の自由も必要だった 』


