いばら姫





検索のバーに、『Azurite』と打ち込む

一番上に表示されたURLは公式サイト

クリックすると



―――… 何の異常も無く、
普通に表示された


「…… 直った …のか ? 」


そこから飛んだ
"CheaーRuu"のサイトも
俺が見ていなかった間の、書き込みで
普通に埋まっている


「"CheaーRuu"好きなんだ? 」

声をかけて来たのは、ロンTのメガネ



――――  一瞬、灰谷かと思った



そう思った理由は、眼
けれどそれは一時

骨に無駄なく
筋肉がついている感じの灰谷とは違って
この人はもっと線が細く、
女みたいに綺麗な顔をしている

年も多分、奴より上だ



「 タカオ君! 起きた?」


―― ミチルがこいつに
執心しているのが、すぐに判る声


「 ごめんなさい ミチルさん
俺、酒飲むとすぐに眠っちゃって… 」

「いいのいいの!
…ってかここ
元はタカオ君の部屋なんだし…」


「 運ぶの手伝うね 」

タカオと呼ばれたその人は
垂れ目ぎみに笑って、鍋を運び始める



俺は携帯を持って、ベランダに出た