いばら姫




「 …早河さん、すみません
ちょっと電話します 」


「 お おう
…しかし何だろうこれ…

僕もあんまり詳しくないけど…
ハッキングとか、そういう事されたのか? 」




―― 押したのは "Asura"の番号



『 Maxim? 久しぶりじゃん!!
どうしたー? 』


「Asura!!お願いがある!」


『なっ どした?! 』


「……すぐに、RELIEF見に行ってくれ! 」


『何だよ アハハ 今やってるよ
―― あ!!来るのか?!
だったらさ!今、AKARIさん待ちで
WANの門前に居る

空の敵、やりに行くから一緒に』


「――  Az 
 Azが居るか、調べて欲しいんだ 」


『 アズ?! アズも来んの?!』


「……違う

――― アズのキャラが居るか
調べて欲しい 」


『 検索してみるよ 』

「違うんだ!!
―― アズのキャラが、
まだその世界に残っているのか
…調べて欲しいんだ 」


『 え……

退会した奴が載るC Youコーナー、
辞める人って突然やめるから
俺、毎日チェックしてるよ



…今、見てみたけど

アズの名前、載ってないぞ?

それにRELIEFは、課金してなくても
運営している限り、
永遠にキャラ保存っていう
有り難いシステムだから 』



「… 荷物、何でもいいから
郵便局に行って Az に、
送ってみてくれないか 」


『…… わ 判った 』