いばら姫





『 淳!? もしかして本当に
外国行っちゃったの?! 』


「―― アズこそ お前!
仕事どうした?! 撮影だろ?!」


『…え
今日は、殺陣の人達が撮影する日で
私は用が無…
何で撮影入ったの知ってるの?』


「…… ね ネットだよネット!!
色々書いてあんだろ!
ファンサイトとかよ 」


『…み 見てるの?!』


「それより何でそこに居る?!
真木はさっ…
――誰と来たんだ?!」



『ミチロウさんて、ミュージシャンの人
コンサートがこっちであるって言うから
車で一緒に、連れて来て貰った


…心配だったし 』



「…… 遅いっつの
もう飛行機乗っちまったぞ 」



『 …口で言えばいいのに!
私、ああいうやり方する人苦手だ 』





「…… 知ってるよ

アズ、だいぶ元気になったな 」




「人の事より自分の心配だよ


はい これはねー
トオヤからのお見舞いで、
暇だろうからプラモデル……って




――― 凄い顔してるよ…? 淳」









「…当たり前だろう… 」








――― 病室のドアが開いて

そこにはアズが、立っていた