いばら姫







体の痛みも忘れて立ち上がる



「…お前ら………!」



「―― 話、聞いてから怒れ
これはアイツの"意志"だ

会社の意向、
利益も絡んじゃいるけどな」



「…『Azurite』で行くのか 」


「青山と灰谷は知らないし
赤池さんと緑川さんには
…青山が知った時への対応として
知らせてある

オフが終わって帰る時
キチンとアズルの口から話すと決めた

池上、オレは、今やってる職で付いていく

こういう時の為に作って来た
――― これがオレの"空への梯子"だ 」




「…… 何で、ギターで行かない? 」


「馬鹿野郎
…オレが精一杯頑張って、あの程度の腕だ

アズル、青山、池上
…アイツらには届かねえんだよ

逆を言えば、
アイツらと他人とを繋ぐのがオレの役目

―― 岡田 オマエはどうする?」



「…ど…するって… 」




「…あの『ロケット』の発想
オレ、スゲエ好きだぞ
アズルが嬉しそうに見せてくれた

『淳は こういう人なんだ』ってな


― オマエは公園で
アズルの周りに群れる、鳩とは違う

自分の翼で飛んで
人にも翼を与えられる奴だ


―――― レンズを通して 」