"アズは何処だろう"と責っ付いたら
慌てて女の子は走りだし
―― 逃げる様に
緑川と赤池の談笑の輪の中に入った
その横には
アズの声を聞いていた、他の奴ら
誰かに殴られるの覚悟で
俺もそこに近寄ったけど
――何か思い当たる節があるのか
冷静に皆散って、アズを探し始める
――――― 青山が
ゆっくり傍に近寄って来て
穏やかな口調で
俺の目を見て話し始めた
「今朝、熱が上がってて
…あずるは熱が高いと
極端に移動出来なくなるから
すぐ遠くへは行けないから平気です」
真木は俺を一瞥もせず、その場から離れる
「―― … 青山さん 」
「 はい 」
「…少し、お話しませんか? 」
――― 思い切り
よそ行きの笑顔を向けると
青山もニッコリと
よそ行きの笑顔を返して来た


