いばら姫













三人は部屋を出て行き

タコ焼きと
まだ温かい お茶


天井に昇る白い湯気を
ベットに横になりながら見ていたら
再びカンカンと、
この部屋へ向かって来る音





――― もしかして

そう思ってドアを開けたけど

それは風で階段にぶつかった鎖の音で――





夜の闇には
黒く荒い潮騒と
それと逆行して進む、灰色に広がる雲