「 岡田くん
…今、初めて会った頃の
あずるちゃんみたいな顔してるよ 」
「…… え … ? 」
「"世界中、敵だ!!"って目
いきなりやって来た僕なんか
信用ならないかもしれないけど
―― 今、独りなの?
どんな生活してますか…?」
「……独りは、ずっと
仕事は―――
なんか、続かなくて
…ホスト、誘われて
やろうかななんて思ってるんですけど
友達には良い顔して貰えませんね」
「―― ホストも素晴らしい仕事だよ
ただ、今は
"飽くまでも、そういうやり取りを
ホスト役が提供し、客も楽しむ"
みたいな決まり事を
皆忘れてしまっているんだよね
だから色々、事件が起きるし…
ミュージシャンも
素敵な音楽を、パフォーマンスを
提供する
アマチュアの時は特に
お客様への対応とかで
集客力が変わって来たりするし
――あの女優さんにしてもね
誰も彼女を諭さない
ホストクラブみたいに
チヤホヤしてくれる世界で
ちょっとおかしくなっちゃったんだな
何でも我が儘に、
地位とお金で通ると思い込んでしまった
……君は優しいから、
お客さんと仲良くなったら
仕事を越えて助けそうだし…
夜で、
危険な世界と密接しているのも
無視してはいけない事実だし
実際
僕は、そんな場所に一時期いたから…
だからお友達も心配するんだと思う 」
「…そんなに、危ないですか」
「近所のコンビニにお買い物とは
やはり違うよ 」
梅川医師は ニコッと笑って
ケーキを口に運んだ


