いばら姫




「…何よ 何がどう違う」


『……後で判るよ


…貴方の力が欲しいんだ
あの女は、芸能界の古株で
ハリウッドなんかも一回出てるから
少し位顔の効く奴じゃ、手が出ない』


「……そんな奴に
俺が何出来るって?!」


『…貴方じゃない
――――――会長

貴方の御祖父様の力が借りたい』


「……じっちゃ…って

かなりしっかりはしてるけど
もう八十過ぎてて
今から東京に来させるなんて無理だぞ?!

……そのハリウッド体験済み女優と
阿尾森から出た事無い
うちのじっちゃに、何の関係が…」


じっちゃは人格者で…
愛人も居た事が無い






『……"声"だけでいい
それだけで…事足りる 』