「ありがと…送ってくれて。」


「どーいたしまして!」


「じゃー、バイバイっ」


「ばいばいッ!」


秋斗は振り向いて歩きだした。


だけど、すぐ立ち止まった。



「あのさ!」

秋斗が言った。


「ん?」



「今日、浴衣まじ可愛かったから!」


「え……!」


「じゃーなっ」


秋斗はあっという間に暗闇に消えていった。



浴衣…可愛かった?