「話って……何?」
公園の中にあったベンチに隣同士で座った樹とあたし。
あたしのその言葉に樹は答えてくれなくて、それから数分間話そうとしてくれなかった。
ずっと下を向いたままで、時間だけがただ過ぎていった。
話したいことが何なのか気になってしょうがないのに、公園に来てから15分が経過していた。
やっぱり最近の樹は………少しおかしい気がする。
急に優しくなったり、話したいことがあるって言ったり、今みたいに………ずっと黙ってたり。
前の樹なら、早く用事を済まして自分のしたいことをするのに、こんな無言な時間を樹と過ごしてることが珍しい。
こんなに焦らされると、さらに話の内容が気になっちゃって仕方がない。
「……い、つき?」
こんなに静かってことは、もしかしたら寝てるんじゃないかと思って、
あたしは下を向いたままの樹の顔を覗き込んだ。
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