愛してよダーリン





出口らしき物がチラッと見えて、樹の背中を押して自分が早足になるのが分かった。



もう少しで出れる。

やっと抜け出せる。



そして、もう出口まで後少しというところで………




「お嬢ちゃん、あーそーぼ」



突然横から、顔の皮がベロリと剥がれてるお化けがヒョコッと出てきた。



もちろんそれを見たあたしは。



「ぎぃやぁあぁあ!!!」



地球の裏側にも聞こえるんじゃないかってくらい大きな悲鳴を上げた。



あたしは、お化けを見てもビクリともしない樹の腕を掴み、全速力で出口に向かい走った。



けど、すぐ後ろからはお化けも全速力で追いかけてきていた。




もう少しだと思っていた出口は意外にも長く真っ直ぐで、


やっとお化け屋敷を出れた時にはヘトヘトだった。




叫びすぎたみたいで喉はカラカラで、最後に走りすぎたみたいで息の乱れ方が尋常じゃなくなってる。




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