行くはずだったのに、オモチャが私に立ちふさがった。


「今は、授業なんじゃないのか?白?理知学院に戻りなさい。」


そう言って、私を教室から出そうとする…


「…離してよ!」


「ダメだ。戻りなさい。」


何にも、聞かないオモチャ。みんなが立ち上がって何か言ってるけど、聞く耳なんてもたなかった。


「離してってば!!!」


私は頬に生ぬるいものを感じながら振り払って隼人のところへ行った。