「それで、本当のとこはどうなわけ?」


翔が聞いてくる。普通の声での会話だけど、アイツはショックで気づいてない。


淡々と黒板に向かって授業を進めてる。


「まさか本当に、やったんじゃないんでしょうね。」


声がマジなゆうりを一応なだめといて言った。


「ヤるわけねーだろ。ナイタってのは涙の泣く。」


「…白、昨日のことで泣いてたの?」


ゆうりが心配そうに聞いてきた。


白がダイスキなゆうりが白のことを心配するのはあたりまえ。


なんていったて過保護だから。