夜遅くの職員室。


残っているのは自分ひとりだ。


今日。


自分があの5人にバスケのGAMEで負けたとき。


「白に二度と近づかない。」


それが、負けた時の条件だった。


負けてしまった今、その重みがのしかかってきた。



いさぎよく、あきらめる。


そう思っていたけど……


あきらめられなかった。


というか。あきらめることもしなかった気がする。