バンッ!


香山はバスケットボールを自分にむかって投げつけた。


「こっちの勝ちだ。


賭けに負けたあんたは


白に近づくな。


わかったな。」


こんな現実見たくない。


自分は…逃げることしかできなかった。


あの場から走って自分は


闇と夕日がまじった中を突き抜けて


逃げていった。