切甘短編集!!



「当然でしょ、コレが素だし」

「???ι」

「全くもう…。りんの気引いてきた俺って…」

「え、待って。なん…え?だって、いつもの新太は馬鹿でアホで変態で…」

「あーセクハラ?そんなのすんの、りんにだけだよ」

「っ!」

「だって、触れたくてしかたないんだ…」


ぐい…。

距離はいつの間にか0センチ。

初めて感じる、唇の甘い感触…。

それがキスだとわかると、途端に顔に熱が集中するのがわかった。

目の前の新太の閉じた瞳を見つめながら、…まつげ、長いな…なんて思った。

パチ。

!!

いきなり新太が瞳を開けて、視線が絡んだ。
それが凄く恥ずかしくて…。
あたしは、瞳を閉じた。


「っ、…」


唇が離されて…止まっていた時間が、動き出す。


「…好きだよ、りん」

「///…あたし、も」


午後の眩い日差しの中で、ふたつの影はもう1度重なった。


つまりI LOVE U★


□END■□

→あとがき