切甘短編集!!



翌日。


あたしは、笑顔で夏音先輩に言った。


「せーんぱい★陽己先輩とホントにらぶらぶなんですかぁ~?」

「えっ?」

「駄目ですよ、素直にならないと★"嫌な女"に持ってかれちゃいますよ?」

「え?え?ちょ、真姫ちゃ」
「さっさと幸せになってくださいね?私、先輩達のこと応援してるんですから★」

「真姫チャン…うん、ありがと…ってなんであたし達のこと知ってるのぉ~!?///」

「フフ♪女の勘って奴です♪」


私は昨日のことで、
なんだか色々吹っ切れた。

思いっきり泣いたから、ってのもあるかもしんないけど。


…先輩への想いは、
そっと蓋をした。

今すぐには無理だけど…きっといつか、消すことが出来るはずだから。


その時を、信じて。


「それじゃ夏音先輩★お先失礼しまーす」

「うん!またね、真姫チャン」