相当痛いようで、不良1は、凄い声で喚いている。
不1「〜〜〜っぅあ゛ぁぁぁああ゛っ」
望「うっせぇなぁ。でかい声で喚いてんぢゃねぇよ。」
あまりに声がうるさくて、つい不良の頭を持ち上げている右手にも力が入ってしまう。
それに比例してミシミシという音と、不良のうめき声がさらに大きくなる。
他の不良2とギャル女達は、事態が飲み込めていないのか、ただ唖然と立ち尽くしていた。
それにプラスして、食堂にいる奴らからの凄い視線。興味やら好奇のやらいろいろな視線がある。それがさらに、私のイライラを増幅させる。
沈黙のなかで、響く不良のうめき声。
望「・・・・・・・・・・・・・・・・ハァ〜・・・」
それを破ったのは、私の溜息。