1/2 〜危険なベターハーフ〜



「いないの。素敵だなぁと思う男性はいたけど、お付き合いしたいとまでは」


美羽ちゃんは、

本当に誰とも付き合ってきたことがない、とこぼしたことがある。


彼女の好きなカフェオレを飲みながら、ぽつりと寂しそうに。



男性が苦手な訳じゃないの。
ただ、タイミングかな?


って恥ずかしそうに微笑んだ彼女と視線が合って、
俺が恥ずかしいくらいに一気に恋に落ちた。



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