抱き上げ去っていく、 桜井の後ろ姿は 本当に無駄に格好良くて。 この後二人を待っている 過酷な寂しさに 追われているなんて。 思いもしなかった。 傍にいることさえ 許されない寂しさが この世にあるなんてことを。 まだ、知らなかったんだ。 黙って側にいるだけしかできない辛さが、そこにあることも… .