遅くなりました!と 慌てて持ってくるだけで 胸が締め付けられるのは もう目に見えていた。 …ああ、やっぱり可愛い。 なんだか、 「世界が俺に味方した!」 くらいのうれしさが、 そこにあった。 頑張ってくれるのに、 美羽ちゃんを独占したい、 なんてどうしようもない欲で、 彼女の時間を縛り付けた。 彼女の気持ちは ここにはないのに。 .