1/2 〜危険なベターハーフ〜



「よし、これで再起動してみろ」

何とか強制的に再起動させ、
画面が立ち上がったのを
彼女と確認すると、
長い睫を揺らして驚いていた。



どうやら、本当にどうしようもなく機械には弱いらしい。



彼女が子犬みたいな眼で
駆け寄ってくる表情が
たまらないなんて言ったら、
一体どんな顔をするんだろう?



今みたいな表情を
浮かべるんだろうな…



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