「よし、これで再起動してみろ」 何とか強制的に再起動させ、 画面が立ち上がったのを 彼女と確認すると、 長い睫を揺らして驚いていた。 どうやら、本当にどうしようもなく機械には弱いらしい。 彼女が子犬みたいな眼で 駆け寄ってくる表情が たまらないなんて言ったら、 一体どんな顔をするんだろう? 今みたいな表情を 浮かべるんだろうな… .