1/2 〜危険なﾍﾞﾀｰﾊｰﾌ〜

仕事を覚えるのは器用な子ではなかったが､人に好かれる子だった｡

男共からはもちろん､
女性からも好かれた｡


分け隔てない態度に､
屈託のない笑顔｡

子供みたいな可愛さに､
誰もが思わず手を差し伸べたくなる女性だった｡


仕事に対する意欲というか､
吸収しようという気持ちは人一倍強くて､誰よりも知らないところで努力していたのを知っている｡


そんな彼女だから､
傍にいて欲しかった｡



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