1/2 〜危険なベターハーフ〜



違う部屋から
ちぃの聞き慣れない声がした。

…いつもと違う。


そう思った時には
もう身体が動いていた。





「どうした?!」


部屋の隅でちぃが
へたり込んでいた。

小さな背中。


傍らには美羽ちゃんが
いるはずなのに…



俺の視界には
ちぃしか映らない。

ちぃの零れ落ちる
言葉を拾おうと待った。



「喜んでいいの…?
哀しんだ方がいいの??」


意味が判らなかった。


ちぃの手のひらに握られた、
白い代物を覗き込んでも
それが何かがよく判らない。

何を示すものなのか
桜井はわかったらしい。



「まさか…?」



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