「朝ご飯は?
ちゃんと食ってないんだろ?」
ヨーグルト、って
信じられない答えが返ってきた。
消え入りそうな声。
思わず額に掌を寄せる。
「熱はあんまないのか…」
うん、と視線をようやく俺と合わせたちぃの表情は少し怯えていた。
「怒ってないから、
心配くらいはさせろ」
「…うん…」
ごめんなさい、
と呟く細くて弱い声。
「ごめんなさいばっかり使うんじゃねぇよ、こういう時は、ありがとう、だろ」
ちぃの小さな指先を握る。
相変わらず冷たくて
守らなくてはならない、
…この手…
「いつから食えない?」
「2日くらい前から…」
俺が気付いてないのか…
「食えないのは全部?」
「量が食べたくなくて…」
握る指先に力が入る。
見過ごしてきたこと。
知らなかったこと。
見ようとしなかったこと。
抱えていた不安…
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