1/2 〜危険なベターハーフ〜



「お前そんだけしか食わないの?ダイエット?」

「え?…あぁ…、うん」


曖昧な言葉。
伏せがちな睫が揺れる。

口角がキュッと上がり
戸惑うような陰りを残して
大丈夫だよと微笑む。



違うんだよ。

俺が聞きたいのは
そんな形だけの
作られた返事じゃない。

ちゃんと、本当の答え。



「食えないの?」

「…うん…あまり」

視線を俺に向けないまま
ゆっくり大根を箸が捕らえる。



「…美味いよ?大根」

「ちゃんと染みてる?」

ああ、と応えると
喉を鳴らして
恐る恐る口に運ぶ。



そんなに食えない?



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