「ちぃはさ、指輪欲しい?」
まだ頬を赤らめた
ちぃの頬を撫でて訊く。
なんか、
サプライズなんかなくても
ちぃなら受け入れてくれる。
そんな気がした。
「うん…?」
「俺はやりてぇけど、
自分で選びたいだろ?」
でも、いいの?
指輪って高いんだよ
と、心配そうに見上げる。
「いいけど?
それでちぃが
少しでも不安になったり
淋しくなくなるなら、
俺は構わないよ?」
それでちぃが
幸せになるのなら。
涙を拭える何かになれば。
紗雪ちゃんの涙は
拭ってやれないけど、
ちぃの涙なら
拭ってやれるから…
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