この小さくて平たい手が 俺を護ろうとしてんのか。 「どうしたの?」 「…ちっせぇな…」 ちぃの細くて短い指。 家事がしやすいように 短く整えられた爪。 この指にいつか 俺の指輪が収まるのか。 「どうしたのってば!」 「怒るところかよ?」 「だって、紘ちゃん…」 何も言わせないように 怒ったちぃの唇を塞いだ。 .