「何が欲しいんだ?」
「…ゆ…指輪…」
途端に真っ赤になった頬。
そういうところは
クールビューティじゃねぇのな。
可愛いけど。
「ブランドとかの?」
「…うん…」
「指のサイズとか
彼氏は判ってるのか?」
首を横に振った。
目をきゅっと瞑り、
悲しみを眉間に寄せて。
「だいたい、
判るじゃないですか?
彼女の薬指の太さと、
自分の指の太さをさり気なく
比較しておく、とか」
そういうところは
彼氏にはないらしい。
気持ちを知らないだけなのか。
知らない振りなのか…
気付くだろうな、普通。
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