俺がどう言えば…
美羽ちゃんを
ここに引き戻せる?
俺の言葉でも
心に響くだろうか…
書類の説明をしながら、
視線は下を向いたまま。
意を決してつぶやいた。
「…美羽ちゃんがちゃんと
帰ってきてくれないと
仕事が捗らなくて…
俺が困るんだからね…?」
仕事が捗らないのは、
君がいないから。
あのはじけるような笑顔の
美羽ちゃんがいないから。
わからないなら
一生懸命聞きにくる、
可愛い部下がいないから。
「…しっかり休んでからでいい…
僕の下に帰ってきてくれよ?
やってもらいたいこと、
まだまだたくさんあるんだから」
君がいてくれて
本当に良かったと思ってる。
きっと、
帰ってきてくれるんだろう…?
桜井美羽になっても。
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