1/2 〜危険なベターハーフ〜



「顔色って…?」

やっぱり甘くて澄んだ
この声に惹かれてしまう。


でも、
君はもう俺の手から離れた姫。


「ここ数日、顔色がちょっと
悪かったからね」


護らなきゃいけないのは
君の帰ってくる場所。

ちょっと気が早いけど。



「でね、美羽ちゃん」

手に持っていた茶封筒を
おもむろに手渡した。


紗雪ちゃんも
美羽ちゃんを待ってる。

君はひとりじゃないんだ。



「うちには産休があるから」


ふふっ…
やっぱりきょとんとしてる。

知らないはずなのに、

みたいな判りやすい表情。



「俺が何も知らないとでも
思ってたらショックだなぁ…

美羽ちゃんに桜井を
紹介したのは誰だった?」



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