「きっと今夜にでも電話 かかってくるから、 安心して待ってたらいい」 俯いた紗雪ちゃんの眼から、 ぽろぽろと涙が落ちていた。 やべえ。 泣かしたか? 鳴かすのは得意だけど。 女の涙はちょっと弱い。 「ほら〜。安心したら、 涙出ちまったのか?」 ハンカチを差し出すと、 一気に涙が噴き出した。 寂しかったんだな。 大人びてる割に、 こういうとこ可愛いよな。 休憩所の鍵を取りあえず 閉めてやった。 涙が見られないように。 泣き顔が見られないように。 .