でも、
そんな美羽ちゃんの気持ちが
俺は少しだけわかった気がした。
「美羽ちゃんは紗雪ちゃんに
余計な心配とか、
かけたくなかったんだろ?」
仕事に復帰するにあたって、
支えられてるからこそと
いうことを知っていたはず。
だから、尚更。
「仕事上でも休んでる間、
たくさん迷惑をかけてきたと
思ってるはずだ。
それなのに、これ以上、
辞めなくちゃいけないような
身体かもしれないなんて…」
美羽ちゃんは言えたか?
答えはNOだ。
彼女なら、自分で抱え込む。
「紗雪ちゃんが大切だから、
答えが判る前にこれ以上
惑わせたくなかったかも
しれないだろ?」
多分、わかったら、
一番最初に伝えたいのは
他の誰でもない。
紗雪ちゃんのはずだ。
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