「どうした?」 うつむき加減の紗雪ちゃんは なんか珍しい気がした。 「あたし、一緒に薬局に 行きたかったな…」 一番見てきたのは、 自分だと思ってきた。 誰よりも守ってきた。 一番怖かったり、 辛い時に傍にいられる 存在でありたかった。 でも、 薬局に行ったのは 傍にいたはずの自分じゃなくて… 違う女性だった。 「―…あたしじゃ… 頼りなかったのかな…? 桜井さんには適わないけど、 一番見てきた自信が …あったのに…」 .