1/2 〜危険なベターハーフ〜



会議や打ち合わせの予定など、
簡単なことを口頭で伝えると、
復唱しながら手帳にメモを取っているのが視界に入った。


取りあえず、仕事において変わりはなさそうで安心した。



「桜井は何か言ってたか?」


昨夜も心配そうに電話を寄越したアイツのことだ、何か言ってるんじゃないかと思ったが…





「いや…何も心配しなくて良いからって一点張りです」


俺と紗雪ちゃんを信頼してくれてんのか、心配してる姿を美羽ちゃんに見せたくねぇのか。

多分後者だな。



昨夜の電話だって、きっと美羽ちゃんがいない間に掛けたに違いない。

心配してるくせに。



見せたくねぇのな。



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