あの調子だと、 あちこち痕を残してそうで。 腹痛くなってねぇかな… 「紘ちゃん…どうしたの?」 掠れた声が背中から追いかけるように聞こえてくる。 間違うことはない。 「水、飲むか?」 冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出して声の方向を振り返る。 顔だけ器用に持ち上げたちぃが顔を真っ赤なままで見つめていた。 「うん…欲しい…」 "欲しい"って単語だけに身体が無自覚のうちに反応する。 さっきの甘い声が頭の中に降って沸いてきた。 殺人的な声だったな… .