手早く明かりを消すと、 ちぃはビクッと身構えた。 慣れてない証拠。 俺がずっと見張ってたから、 誰も触れられるはずがないんだ。 ちぃに触れられるのは、俺だけ。 ちぃの震える小さな肩をゆっくり抱き締める。 怖くない、怖くない。 ちぃの髪からはいつか抱き締めて眠った時と同じ、柔らかい匂いがする。 それが鼻をくすぐって、つい髪に顔を埋めた。 「紘ちゃん…」 この甘いソプラノ。 誰も真似できない、 一気に加速させるスイッチ。 耳に頬を寄せると 強ばりながらも首を傾げる。 .