1/2 〜危険なベターハーフ〜



「この後書類をお届けするお客様ってここから近いんですか?」

心配そうに見つめる眼は
しっかり光が宿っていた。


さっきまでの寂しそうな
哀しそうな瞳に、
涙の影は残っていない。



もう真っ直ぐ俺を見ていた。



「ああ、それならもう大丈夫」



.