「この後書類をお届けするお客様ってここから近いんですか?」 心配そうに見つめる眼は しっかり光が宿っていた。 さっきまでの寂しそうな 哀しそうな瞳に、 涙の影は残っていない。 もう真っ直ぐ俺を見ていた。 「ああ、それならもう大丈夫」 .