紘ちゃんは、 本当にあたしのことが 好きなのかな…? 美羽ちゃんじゃなくて? ちゃんとあたしだけ? 「ホテルの周りは?」 「残念ながら無理だ」 腕をお手上げと言わんばかりに広げて見せた。 マスコミだらけで、 とても美羽ちゃんを 逃がせられないと呟く。 仕事は滞りなくやっているから、と言葉を添えたのを聞いて、美羽ちゃんは申し訳なさそうに頭を下げた。 .