気怠そうに身を起こし、 冷蔵庫から水を持って ベッドに腰掛けた紘ちゃんは、 思い出したように口を開いた。 「桜井の姫を助けに行くけど… ちぃも手伝ってくれるか?」 思いもよらなかった。 あたしにとってみれば、 美羽さんはライバルだった。 ずーっと、 紘ちゃんのこころを 鷲掴みにしていたひと。 あたしと重ねて見ていたにしても間違いようのない事実だった。 そのひとに 会いに行くなんて… .