目を覚ますと、 隣に紘ちゃんがいた。 今までとは違う。 子供の頃は、 こうして一緒に寝たりした。 でも、いつしか紘ちゃんから 距離を置かれるようになった。 もう、子供じゃないから。 そう言われたのを 凄く鮮明に覚えている。 それが… 今、あたしの隣に 寝息を立てて眠ってる。 紘ちゃんの腕枕で。 夢じゃないよね? あたしの勝手な妄想じゃ ないんだよね?! .