「ちぃ…?」 いつの間にか、 目の前に紘ちゃんの顔が 迫ってきていた。 え?何…?? 「熱はないみたいだな…」 額に紘ちゃんの額がくっついた。 ぼうっとしてて…、 紘ちゃんとのこと 思い出しては考えて、 話を聞いてなかったから… 心配してくれたの? 「桜井が姫を攫う日は近いな…」 攫う? どこから? 姫?? 「美羽ちゃんを側に置きたくて同棲させるのが、俺の目に見えてんだよ」 ふうん… それくらい、 素敵なひとなんだ。 自分のことなんか どうでもよくなっちゃうくらい。 .