1/2 〜危険なベターハーフ〜



チャイムが鳴った時、
涙が出そうだった。

会いに来てくれた。


嫌いじゃなかった。
ちょっとは好きでいてくれた。


それだけで嬉しかった。


見つめ合った紘ちゃんは、
やっぱり大好きな人だった。



いつもとは違う、
ただの男性になってた。

それが…
何より嬉しかった。



「ちぃ…」


初めて聞くような、
柔らかくてくすぐったい。

とろけそうな甘い声。


名前を呼んだだけなのに、
全身が暖かくなるのは
どうしてなんだろう…?


紘ちゃんは
同じ気持ちでいてくれてる?



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