チャイムが鳴った時、 涙が出そうだった。 会いに来てくれた。 嫌いじゃなかった。 ちょっとは好きでいてくれた。 それだけで嬉しかった。 見つめ合った紘ちゃんは、 やっぱり大好きな人だった。 いつもとは違う、 ただの男性になってた。 それが… 何より嬉しかった。 「ちぃ…」 初めて聞くような、 柔らかくてくすぐったい。 とろけそうな甘い声。 名前を呼んだだけなのに、 全身が暖かくなるのは どうしてなんだろう…? 紘ちゃんは 同じ気持ちでいてくれてる? .