1/2 〜危険なベターハーフ〜



「何が…」

何があったの?と
聞こうと思ってた。

聞いて答えてくれるとは
思えなかったけど。


でも。


紘ちゃんの長い腕が、
あたしを抱きしめたから。

言葉が紡げなかった。



「どうして俺は桜井に…
美羽ちゃんを紹介なんて
…したんだろう…?」


耳元で微かにこぼれた言葉は、
あたしの言葉を失わせるのに
十分過ぎるほどだった。



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