1/2 〜危険なベターハーフ〜



玄関からリビングに
運び込むだけで大変。

運ぶと言うより…
…引き摺るような…。


「どうして…」


やっと単語が並ぶようになった紘ちゃんは、ソファーにぐったりもたれながら、独り言のように繰り返していた。


「どうして…俺は…」

「なあに?」


傍にいたかった。

理由なく無理に飲むような
ひとじゃないことは、
あたしにだってわかってた。


酔い潰れるくらいまでなんて
いつもの紘ちゃんじゃ
ありえないんだもん。



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