1/2 〜危険なベターハーフ〜



顔だけ見たくてそっと覗くと、
女性の表情が見えた。

いつか見た、
助手席の女性だった。


紘ちゃんの表情が、
いつになく穏やかだった。



…美羽ちゃん…



それから、
名前を忘れたことはなかった。

忘れられなかった。



忘れられるはずがなかった。



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