1/2 〜危険なベターハーフ〜



もう一度は、
アパートの前で。

あなたを待っている時に。

足音でもわかる。


階段を上る紘ちゃんのリズム。



待ちきれなくて、
声をかけようと口を開いた瞬間。



「浅野さんっ?」


綺麗なハープのような、
澄んだソプラノボイス。

弾かれるように、
紘ちゃんが足音を止めた。



「美羽ちゃん?」



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