クーラーの効いた休憩所に、 テレビを焦点の合わない眼で 見つめている背中を見つけた。 千早だった。 「良かった、いて…」 俺の声にビクッとして、 恐る恐る振り返った。 「浅野さん…休日出勤のご予定でしたっけ?」 「いや…千早ちゃんに会いに来たんだよ」 返ってきた俺の言葉に、 全てを察したような表情を浮かべていた。 「これ、ありがとう」 ちぃから受け取った、 千早からの包みを見せた。 手の込んだ、 誕生日プレゼント。 だけど、 手段を千早は間違えている。 .