「ごめんね、あたしそれ 先に見ちゃったんだ…」 隣で、申し訳無さそうに ちぃがぽつりと呟いた。 「だからこそ、 紘ちゃんに渡したくなかった。 紘ちゃんが大好きだから。 でも… カード読んだら、紘ちゃんに渡さなきゃいけない気がしたの」 精一杯の気持ち。 それをちゃんと紘ちゃんに、 受け止めて欲しかった、 と付け加えた。 「…ちゃんと、受け止めたよ」 受け止めたからこそ、 きちんと返さなければ。 俺の真っ直ぐな、 嘘偽りないこころを。 目を見て。 真っ直ぐに目を見て。 .